「あたいは、やっちょらん」――。1979年に男性が死亡した「大崎事件」で、殺人などの罪で懲役10年の刑で服役しながらも、一貫してこう無実を訴え続けた原口アヤ子さん(95)。鹿児島地裁は22日、その第4次再審請求を棄却した。
原口さんはこの日、入院先を訪れた支援者のひとり武田佐俊さん(79)から、棄却のしらせを聞いた。
原口さんは現在、鹿児島県内の病院で入院生活を送っている。支援者や弁護団によると、脳梗塞(こうそく)を2度経験して歩いたりしゃべったりすることはできないが、意識はしっかりしているという。
「アヤ子さん、残念ながら再…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル